今回は1950年代の古着からインスピレーションを受けたTCBjeans 50'sのディテールに迫ります。
超長綿と呼ばれるジンバブエコットンを使用した13.5ozの生地がベースです。
経糸は現在主流になっているコンピューターで強制的に作られたムラではなく、古き良き紡績機で作り出された自然なムラ形状。
サンフォライズ(防縮加工)、スキュウ(ヨジレ防止)、生地表面の毛焼き処理の3つを施していない生機(キバタ)の状態のままを使用しているため、ワンウォッシュ後に素敵なパッカリングやヨジレが見てとれます。(ミシンもパッカリングが程よく起こるように、独自のセッティングがされています)
バックポケットは一筆書きで縫製。 後身頃とポケットの地目の違いによって、ワンウォッシュ後はほっこりと立体的に縮んでいます。
上下8番綿糸を使用しての巻き縫い、小股の折り伏せ仕様など、TCB独自の強度を持たせた仕掛けが詰まっています。
前回のブログ#16で登場したTCB代表・井上氏本人が1950年代当時の擦れ感を再現するために加工した紙パッチ、よりパッカリングが出るようにヴィンテージミシン『UNION SPECIAL 43200G』をちょこっと改造して施した裾部分など、わくわくさせてくれる仕掛けが満載です。
ワンウォッシュ後のサイズチャートはこちら↓
kojima market place ではワンウォッシュ後の状態で販売させていただいていますので、ご購入後すぐにお裾直しが可能です。
次回はTCBjeans 50's の経年変化特集です。
kojima market place
岡山県倉敷市本町6-21
TEL: 1F 086-486-1552
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